日々の習慣で思考力を養う①『消しゴム無し学習法』

学習道具といえば、鉛筆、消しゴム、ノート、赤鉛筆、がマストアイテムでしょうか。

どういうわけか、どれだけ勉強時間が長いとか、どれだけすごく難しい問題集に取り組んでいるとかよりも、もっと成績と顕著に結びついていると感じるのが、鉛筆の持ち方です。

鉛筆の持ち方がキレイな子はおしなべて地頭が良く成績が良いです。

鉛筆の持ち方は兄弟姉妹で似ることが多いので、家庭環境と結びついているのでしょう。

鉛筆の持ち方が正しいと、字が整って読みやすいという利点もさることながら、疲れにくくなるという大きなメリットもあるので、低年齢のうちからきちんと身につけたい習慣です。

(もちろん、鉛筆の持ち方が正しくなくても、頭の良い子はたくさんいます。)

さて、学習道具のマストアイテムの2つ目に消しゴムを挙げましたが、私はこの消しゴムの存在に懐疑的です。

そもそもなぜ消しゴムが必要なのか。

間違えたらすぐさま消しゴムで消そうとするお子さんがいます。

間違えることを許さない、間違えたら恥ずかしい、という気持ちの表れのようです。

私は必ず、間違えた答えを消してはいけないと指導します。

間違えた答えを消すことは、間違えた事実を消去したい気持ちの表れなので、ほとんど記憶に残りません。

記憶に残らないのでまた同じ間違えをします。

とても効率の悪い勉強法になってしまいます。

間違えは消しゴムで消さず、(黒く塗りつぶしたりもせず)、間違えた答えが後からでもしっかり見えるように線で消して、余白などに新しい答えを書くようにしましょう。

そして、そもそも消しゴムで消すという作業を、もっと”横着”がってください。

消しゴムで消す時間も、労力も、資源も無駄なのだと、もったいないことなのだと、もっとたくさんの親御さんに知ってほしいと常々考えています。

消しゴムはここぞというときだけ、つまりテストの解答用紙にだけ使いましょう。

(間違えたらすぐに消しゴムで消す一方で、解答用紙上の間違えは十分に消せておらず、消し残しがうっすら、書き直した答えと混ざってしまっているようなことがよくあって、いつもあんなに消しゴム使っているのに残念だなぁ、消しゴムを使う本来の目的が失われているなぁ、と遺憾の念に堪えない場面も多々あります)

消しゴムを使わないようにしようとすると、間違えないように書こうとするので、非常に脳を使います。

このとき、この答えで合っているかな、とか、答えを導いた過程をトレースしたりする作業を行い、実はとても思考力を養うことのできるタイミングなのです。

消しゴムを極力使わないようにすることで、時間・労力・資源を削減でき、思考力をブラッシュアップできる。

本当に良いことだらけの習慣なので、ぜひたくさんのご家庭に取り入れていただきたいと思っています。